一筋縄では行かない8月相場、という予感

降ってわいた地政学リスク。これ、どうせ何もない、くらいの楽観をしていると何かあったときにあたふたしちゃうから一応準備するような心構え、ってことかも。

民主党のペロシ下院議長（実質的なNo.1）が訪台するというのがどいうやら決まりみたいで、中国はかなり来てると思う。中国ってのはとにかく「面子を潰される」と、何かにつけてそういう観点で受け取るだろうから、ただでは済まさないんじゃないかというリスクは、かなりある。

このナーバスな時期になぜペロシが台湾訪問するか・・・これって1も2もなく11月の中間選挙対策だろうけど。本当はの目的ってTSMCあたりに釘を刺すという狙いもある？米国政府は対中規制の強化の一環として、半導体製造装置の中国向け輸出を禁止すると発表していて、それは企業の国籍でなくて中国工場向けはすべて含むということ。同時に多分、同盟国企業には同調を迫ると思うんだよね。

これからの世界を決めるのは、原油と半導体だから、米国はどうしてもそれを抑えないとということを相当に意識してる。中国の半導体生産は物凄い勢いで拡大してるからね。エレクが決算前でなければ、昨日は売りポジ建ててたと思う。その意味ではちょっと悔しいけど、まぁ仕方ないね。

それと円高ね。やはり￥132.500が下値じゃなかったし、この流れ、まだまだ続くと思うんだよ。昨日あたりはあまり株式市場は反応していなかったけど、徐々に無視できないレベルになってくるだろうし。その辺も警戒しつつのポジションだよねぇ・・・。

8月相場、確かに上に行きそうな感じだけど、上ばかり見て勝てるような、そんな相場にはまだならないんじゃ？所謂、一筋縄では行かない、というやつかも。