PPI、CPI、SQと続く10月の勝負処!:10月11日(水)後場

PPI、CPI、SQと続く10月の勝負処!:10月11日(水)後場

日経平均株価 ¥31,936(△¥189)

PPI、CPI、SQと続く10月の勝負処!海外勢も迷うに決まってる!でも・・・何かが違う・・・

後場の相場概況

さてさて、いよいよ今夜から始まる週後半は、PPI、CPI、SQと続くいばらの道!その上ウクライナ、イスラエルと戦争続きの株式市場は、どんな態度をとるのだろう?という興味津々。恐らくPPIは上、CPIは予想通り、そして日本市場のSQは波乱なしとなるはず・・・。

そして株式市場に直接影響はないとされる戦争だけど、どっこいこれがマーケットをどん底に突き落とす可能性は結構大きいと思う。最近は地政学リスクは全く無視してきたマーケットだけど、今度ばかりはそうはいかないかも。

まずウクライナは、イスラエルが勃発したことで、米国は完全に腰が引けた。下院議長が空白で、ウクライナ予算審議と国境の壁の建設予算が引っ張りっこになっている上に、イスラエル支援となれば、米国は一気にイスラエルに傾く。となると、ウクライナは欧州頼みであると同時に日本に支援圧力がばっちりかかってくる。

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米国にしてもゼレンスキー一族が支援の横領をしているのは十分承知しているのでね。もっともそれはドイツも同じだろうけど。そして国境の壁は、まさにトランプの政策であって、下院の共和党強硬派が黙ってはいないし、移民を食い止めるのは米国国内にとっては喫緊の課題。これ以上移民が入ると米国社会は崩壊します。

そのタイミングでイスラエルが戦争と言うことになると、ユダヤロビーに支配されている米国議会はとにかくイスラエル最優先となるだろう。そのイスラエルは、ガザに地上軍の派遣がまじかに迫っている。もし、本当にガザ地区に地上軍を進行させるとなれば、空爆は今の比じゃないだろうし、米国も派遣した空母打撃軍から巡航ミサイルを使うだろう。同時に米国は人質救出作戦を実行するだろうし、ハマスは多分チリジリになるかも。

でもガザは200万人以上のパレスチナ人が住んでいて、イスラエルは隣接するエジプトに脱出するよう呼び掛けてる。後は状況の推移次第だけど、今のままではガザ地区は悲劇的な結果となるかも。

そうなって、北からはヒズボラが侵入してくるだろうし、これはもうイランの手足がテロ行為を行ったとみなされ、戦争の拡大は回避しようがなくなる。すでに米国人が10人以上死亡したとされなおかつ人質にも取られてると言われている。

こういうことを米国は絶対に見逃さないし、中東戦争に発展する可能性は極めて高いと考えざるを得ない。

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そうなれば日本は原油が手に入らなくなる危険もあるし、さらに尖閣沖の日本領海内に中国が設置したブイを岸田は除去することも出来ないでいる。フィリピンは即除去したのにね。もしも中国が動いたら日本はどうするつもりなのだろう?

というわけで、今回の状況は経済も地政学リスクも、このまま楽観できるはずがないと思うけどねぇ・・・。

後場の取引とポジション

1699 原油先物 ¥412.3(△¥2.3)
買)¥410.3×60000(含み益¥120,000
買)¥410.1×20000(含み益¥44,000
買)¥410.0×40000(含み益¥92,000
買)¥409.8×10000(含み益¥25,000

買)¥409.7×10000(含み益¥26,000
原油はイスラエルーハマスの戦闘では影響なしということで落ち着く方向。けれど、どう考えても今回の戦闘は、そんなことでは済まないと思うんだよねぇ・・・。ちょっと相当にヤバイ展開が待っていそうな気がするんだよ。だって、今回の戦闘は、何もかもがおかし過ぎるもの。

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9101 日本郵船 ¥4,004(▲¥124)
空売)¥4,055×2000(含み益¥102,000
空売)¥4,051×2000(含み益¥94,000
空売)¥4,050×6000(含み益¥276,000
空売)¥4,049×2000(含み益¥90,000

9104 商船三井 ¥4,139(▲¥119)
空売)¥4,181×4000(含み益¥168,000
空売)¥4,179×4000(含み益¥160,000
空売)¥4,176×4000(含み益¥148,000

相場が強含んでいるにもかかわらず、船株からは資金が抜けてる・・・。決算に期待できないというのもあるし、中国経済が弱ってるということもあるだろう。なのでここまで本当に不自然な持ち上がり方をしてきた船株は、戻せないな、と判断して後場寄りから売り始めた。大引け後、またまた米国勢は買い向かってるけど。なんか、そういう米国勢の投資態度があほらしく見えるよ。

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8058 三菱商事 ¥7,049(▲¥80)
空売)¥7,120×1000(含み益¥71,000
空売)¥7,115×1000(含み益¥66,000
空売)¥7,108×4000(含み益¥236,000

8001 伊藤忠 ¥5,430(▲¥117)
空売)¥5,492×1000(含み益¥62,000
空売)¥5,490×1000(含み益¥60,000
空売)¥5,485×2000(含み益¥110,000

売る気はなかった商社が買われ始めたところで、結局船株と同じだろうと思い始め、手を出してしまった。商社も業績は甘くないと思うし、先々を考えると、買えないかなと思うのでね。それに今日はハイテクやら自動車と言ったメーカー系銘柄が買われて、商社・銀行・船は売りと言う地合いだったこともある。最も銀行は全銀協のシステム障害ということもあったけど。


本日の収支(前場・後場合算):(変わらず)


雑感彼是

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この数年間の世界の動きは、何かがちょっとおかしいと感じるんだ。プーチンがウクライナに侵攻したのは、はっきり言ってNATOが拡大してロシアの嫌がることを約束を反故にしたうえで強引に推し進めたことが理由の一つになったし、今回のイスラエルーハマスにしても、どう考えてもネタニヤフは知ってたとしか思えない。

自国の中にあるガザで敵対してるハマスが大規模な軍事作戦の準備をしてることを、分からないはずがないだろ!

で、評論家は「イスラエルとサウジが和平交渉をするとパレスチナが仲間外れになって寂しくなる」とか言う理由を本気で言ってるんだから、呆れかえる。それがハマスというテロ組織が暴れる理由になるかよ!ってね。

だから日本人は平和ボケって言われるのよ。

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どう考えても理屈に合わないハマスの大規模な軍事行動。5000発のミサイル弾、同時10カ所以上の境界フェンスの破壊行動、パラグライダーで領地侵入、バイクでの領地侵入・・・なんじゃそれ!?って感じするでしょ。なんかほとんどハリウッド映画の世界のようだ。

でもそんな準備をいつどこでどうやってやるのよ!ガサは閉鎖されてるんだよ!

500発じゃない、5000発のミサイル弾だよ。とんでもない物量のはずだしね。

こんなことは完全にイランが関与してる意外に考えられないよ。イランの軍事力は中東でも突出してるわけだし、米国が何故最新鋭空母打撃軍なんか派遣したか・・・。

この世界、どうしても戦争したい勢力がいるに違いないよ。もしもイスラエルがイランとやりあうなら、これまでの中東戦争の規模とはわけが違う。

ウクライナだってロシアは本気でやってない気がするし、乗せられてるな、という感じがプーチンは嫌なんだと思う。

なんかとんでもない時代がきそうで怖い。