今夜は日米株式市場のボーダーライン

今夜は日米株式市場のボーダーライン

今夜の米国市場、そして日経CFDの動きに最大限、注視しながら見てる。日経平均は大引けにかけて買戻しが優勢になって、最終的には底値から¥1,500弱を戻して引けた。ある意味セリングクライマックス的な動きで反発したので、目先の底打ちは完了したかのように見える。

そして、今夜の米国ミシガン大学消費者信頼感指数が強かったことを受けて、米国3市場は寄り付きの大幅マイナスから戻り基調で動き、日経CFDも大引けから上昇して目先底打ちを強調するような動きになっている(0時10分現在)。

けれども株式市場の焦点はAI・半導体セクタの動向であって、米国ではハイパースケーラーと言われるデータセンターに大規模投資を行ってるビッグテックの動き、そしてスペースXの株価の動きと相場が崩れるボーダーラインに位置するような気がする。

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そもそもスペースXの株価は募集価格が$135、上場初値が$150で当日引け値が$160だったことを考えると、現時点で$123前後とすでに募集価格を割り込んだ。スペースXの位置づけはAI銘柄、データセンター銘柄と言うことなので、規模の一回り大きなハーパースケーラーとなる。その株価が公募割れと言うのは、何とも米国投資家にとっては痛い。そしてこの株価がいずれ底打ちして反転するとしても、あまりに期待先行が過ぎるので、上昇の材料が見当たらないと思う。これは上場前に「厳しいんじゃないか」と書いた通りになりつつある。

それだけではなくて、巷間囃されているのは、現時点でのデータセンターの収益性が全く話にならないほど成長性を欠いていたり、ハイパースケーラー各社のフリーキャッシュフローが枯渇しつつあったり、さらには大手銀行がデータセンター向け融資に後ろ向きになりつつあるという事情もあって、投資家がポートフォリオに不安を感じてるらしいし。

韓国や日本が急落してその影響というか、米国の場合もっと本筋で懸念も多いので、いつどのタイミングで売り物が出てくるのか?だけど。米国のIBMもコンセンサス以下でSaasショックになるかもしれないしね。結局AIがどれほど企業に利益をもたらすかが、未知数なんだと思う。また好決算のTSMCも売られたわけだし、APPLEは前代未聞の値上げを敢行した。拾えばキリがないにしろ、悪材料には事欠かないんだけどね。

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さらに言えば、これも何度も書いてるけれど単なる妄想という以上に注意は必要かなと。イスラエルの行動のこと。すでに米国とイランは停戦協議がすっ飛んで、交戦状態が続いてるわけで、これが続けばイスラエルは極端な行動には出ないだろうけど、もはやホルムズの自由航行は絶望的かもしれないし。

それでも株式市場はAIだけを見てる。そうしている限り、他の懸念を無視できるのだろうけど、そんなことがいつまで通用するのだろうと思ったりね。

さて日経CFD、上げてきた。引け値から¥500近くの上昇。今夜このまま何事もなく上昇基調で引ければ、ボーダーは単なる懸念で終わる。けれどもこのまま日米株式市場の置かれた状況をむしできるのかな?と思うし、逆に下げてしまったら来週からはキツイ相場を覚悟しないといけなくなる。

で、今夜、一転して大きく下落するようなら・・・。そういう意味で今夜の日米市場はボーダー上の攻防になるんじゃないかな。