日本を取り巻く相当にヤバイ状況

日本を取り巻く相当にヤバイ状況

とうとう中国は、台湾を海と空から包囲するような形で軍事演習を始めてしまい、台湾への最大級の軍事圧力をかけ始めた。故べ首相が「台湾有事は日本有事」「尖閣諸島や与那国島は、台湾から離れていない。台湾への武力侵攻は日本に対する重大な危険を引き起こす。台湾有事は日本有事であり、日米同盟の有事でもある。この点の認識を(中国の)習近平(シーチンピン)主席は断じて見誤るべきではない」と語っていたが、いよいよ日本有事が現実のものになる可能性が出てきたと思う。

もう一つ韓国と北朝鮮の関係も、相当に拗れてきている。つい先日も北朝鮮は韓国のドローンが飛来し、挑発的なビラを撒いたとして、金正恩は国境警備隊に対し射撃準備を命じたと報じられている。韓国はドローンを平壌に飛ばしているけれど北朝鮮も何度も韓国にドローンを飛ばしていて、先日自爆型ドローンなる兵器を公開したばかり。常に小競り合いを演じているわけだが、どうも中国ーロシアー北朝鮮の動きが最近とみにキナ臭くなってきた。

中国軍機やロシア軍機が日本の領空侵犯をして、自衛隊機がスクランブル発進して威嚇的にフレアを発射したりしている状況もあまり報道はされないものの、非常に危険な状況だ。領海侵犯と違い領空侵犯の場合は問答無用で撃墜されても文句は言えないというのが、世界の認識であって、威嚇フレアを発射している場合ではないのだ。

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さらにイスラエルのネタニアフは、レバノンへの地上侵攻を強化してヒズボラ殲滅を宣言しているけれど、同時にイランへの報復攻撃も時間の問題と言われている。イランは大急ぎでロシア製防空システムを導入し準備をしていると言われ、イスラエルが報復攻撃をした場合、重大な反撃に出ると宣言している。イエメンのフーシ派もイスラエルにミサイル攻撃を行ったことも考えると、中東全域を巻き込んだ戦闘に発展する可能性が濃厚になってきている。

そうなればいよいよ中東原油に不安が生じることになるわけで、日本にとっては重大案件のはずなのだが、なぜか危機感がほとんどない。と言うか、台湾を取り囲む中国軍の演習は、それだけでシーレーンの通行に重大な影響が出るにもかかわらず、石破首相からは何のコメントも聞かれない。

こんなことで日本は大丈夫なのか!?本当は危機がそこまで迫っているんじゃないの?って思わざるを得ない。