株修羅戦記:今週の振り返り【7.16~19】買われず、戻れず

株修羅戦記:今週の振り返り【7.16~19】買われず、戻れず

FRBの7月利下げ期待が、好調な米国景気指数によって揺れ動いた週となった。これまでフォアードガイダンス的なパウエル議長の発言があって、年内0.500pの利下げ(7月0.250p、9月~12月0.250p)というコンセンサスで来たものが、7月利下げが微妙かも、という変化。

米中交渉の進展が見られない中、米国は個別決算相場入りとなったが、どうしても大きな方向感が欲しいところ。前週に史上最高値を更新して、利食いも出やすい需給なのでなおさらだった。

一方の日本市場は、ニュースが日韓問題一色になり、日経平均¥21,600~¥21,800の揉み合いを上放れることができなかった。木曜には大きな売り物がでて▲¥400となり、金曜にはそっくり戻すという乱高下。

しかし結局日経平均¥21,500を取ることができず、円高が進んだことで来週の期待感も剥落状態の週末となった。ドル円が¥107台では、輸出企業の業績期待は相当に後退する。しかも、消費税増税導入でも日銀の金融緩和はなし。

盛り上がりに欠ける参院選の最中ではあるけれど、海外勢の実需買いは季節がら皆無。すでに夏休みの準備に余念がない!?

Advertisement

7月16日(火)△¥1,120,000

三連休明け。三連休というのは日本の投資家にとっては鬼門だよね。なんだか今回の令和相場の始まりが始まりだったんで、嫌~な気分になっちゃうだろう。

しかも振り替え休日なんてことなので、日本市場は三連休が多すぎなのよ。トランプ相場になってセンチメントでどうにでもなる、みたいな相場展開で、悠長に三連休はないよ。

というわけで、まずは来年の大統領選挙に関する世論調査でトランプ劣勢と。同時に、日本ではニュースと言えば韓国一色。これでは、投資家も何が何だか分からなくなってくるよ。

案の定そうした投資家心理を表すように前場から寄り天で▲¥159と撃沈。後場も戻せず▲¥150。嫌~なスタートになった。

結局この日はほとんど何もできず、建て玉は基本持ち越した。

 

7月17日(水)△¥3,310,000

さて早速トランプツイートが炸裂、「自分が望めば、さらに3250億ドル(約35兆1800億円)相当の中国製品に関税を課すことができる」だって。

その前に、米中対立が休戦状態になるのは、トランプ政権内のゴタゴタのせいもある。

昨日ロス商務長官を解任するか検討というニュースが出たけど、国防権限法や輸出管理改革法の貿易とうの運用は、ロス商務長官一任みたいなそんな感じだったから、この辺りが揉めるのは結構トランプ政権にとってはキツイんだよ。

なので、トランプ大統領の政策(やツイート)に関しては警戒態勢で臨んだ。

Advertisement

他方、韓国に関しては、その余りの出鱈目っぷりに嫌気がさす。けれど、サムソンあたりは文政権とどうも一線を画したいというのがミエミエ。韓国経済=サムソンだけど、文大統領=サムソンじゃない。

それで、懸案のフッ化水素だけど、どうやら再輸出先は中国だったらしい。ということは、俺の読みも理解も的中だったんだね。まぁ、事実を積み上げただけなんだけど。

というわけで、韓国は断末魔だろ。にもかかわらず、「御免なさい」と言えない韓国。もうこの国は終わりだね。仮想敵国(日本)を作らないと統治できないって、三流国もいいところ。というか、それ以下だろ。そういうことに国民が気づいていないのも救いようのないところ。

でもね、この方法は、統治する側にとっては便利だから。

どんな政策をやっても、それが圧政であればあるほど国民は仮想敵国(日本)を恨む。完全に悪政の論理に嵌り込んでるんだよ(苦笑)

 

7月18日(木)△¥10,210,000

米国市場は何とかプラス圏で返ってきたこの日、日本市場はいきなり大きな売り物を喰らった格好。前場▲¥343、後場になって下げ幅を広げて▲¥422と洒落じゃ済まない下げ方で個人投資家が巻き込まれた。

前場で何故かこの時期に金融機関の持ち合い解消売りが出るという情報が出回って、そこを短期筋が嗅ぎ付けての売り叩き。

Advertisement

ってこういう情報が出回ることが、そもそも仕掛けなんだろうと思うしね。夏休み前にひと稼ぎ、みたいな感じだったのは間違いない。そんなタイミングでキヤノンの業績悪化の記事なんか出てくるし・・・。

だから、7月相場で買いを煽ってた評論家やアナリストは撃沈で、煽られて買った個人投資家も、こんなことろで火傷しちゃって・・・。冗談じゃないよね。ボーナス出て、撃沈じゃ話にならんよ。

なので、今週も短期投資では「買い方」はやられっ放しのなりそうな雰囲気。俺も含めてだけど、売りポジ建ててれば、望外なボーナスってことになった一日。

ましてデイトレやって売り勝負したら、今日はがっちりと勝てただろう。絶好のデイトレ日和。

時々こういうラッキーがあるからね。この相場、腰が引けてる証拠だよ。

 

7月19日(金)△¥2,980,000

さて、米国では経済指標が良くても利下げ、という機運なんだよ。その理由がまたよくわからないから市場が方向感を失うの。だいたい何かあるのよ!

本来ならガンガンと勢いで史上最高値を更新したいと言う感じなんだろうけど、そうならないのは、利下げ論議の違和感ってところだね。

一方の日本市場は、これがまた何とも・・・。今度は、買われに買われてなんと昨日の下げ(▲¥422)をほぼ帳消しにする△¥420の爆上げ。日中足は昨日と対称形。これでドテン買いできた買い方は爆益と言う感じで連日のデイトレ日和となった。

Advertisement

こんな地合いが2日続くって、年に何度もないよ。ということは、買いと空売りをマスターしてるデイトレさんのための相場という感じだったね。

正直買い方は、週を通じてマイナスだろう。「買い」だけでは何ともならない相場が今週も続いた。もう毎日のように書いてるけど、マジで今資産形成と考えると、短期投資しかないと思う。宣伝がウザイと思う方は飛ばしてください。けど、今の相場、泣いてもわめいても買いだけではどうにもならないんだ!

 

片張りで最も基本的なテクニカル手法
リスクに備えて片張りのロング/ショートを習得する

ザラバに張り付けるならトレーダー技術
リスクに備えて両建てのトレーダー手法を習得する

デイトレのバイブル!ポジション建てにも最適なのでお薦めです
デイトレードの珠玉テクニックを習得する

 

一週間の総括(+¥17,620,000)

さて、何と言っても今週は、木曜の売り仕掛けに乗れたことが大きかった。ようやく利食いらしい利食いができて、月初の大やけどトラウマから脱出できた感じ。

ただね、昨日も書いたけど、▲¥422の打ち返しが△¥420となって、ひと段落ってことじゃなくて、良く見ると為替は¥108を戻せないでいる。そこを見逃さないことが実は重要だったりすると思う。

週末の米国市場は堅調に寄り付いたものの、いきなりイランが英国タンカー拿捕というニュースが伝わって、イラン情勢がざわついてきた。これで一気に米国ダウはマイナス圏へ。週末だからCFDはさらに下値を追って▲$136まで来てしまった。

で、気がつくと△¥420高の日経平均はCFDで▲¥190ほどの撃沈・・・。

買い方のバラ色の時間は長くは続かなかったってことだね。

これからの相場、「買い」だけでは勝ち抜けない!?ロング/ショートで獲る以外になし!

Advertisement

今の相場、本当にトレンドが出るかどうかは、米中問題、日韓問題、そしてイラン情勢がはっきりしないことには決まらない。しかもたとえ決まっても消費税増税が待ってて・・・。けど、評論家・アナリスト筋は買い推奨って出鱈目もいいところ。

こうしなきゃ勝てないってことは、こうすればなんだかんだで勝てるという意味だからね。まぁ、俺がシャカリキで文章を書くよりも相場が証明してくれるだろう。