株修羅戦記:今週の振り返り【7.22~26】膠着相場の中でもがく

株修羅戦記:今週の振り返り【7.22~26】膠着相場の中でもがく

今週の米国市場は週初から週末まで高値圏での揉み合いだった。既に米国市場は決算相場真っ盛りとなって主要企業の決算が相次いだことで、個別の動きが中心。その中で指数(ダウ)が揉み合うということはつまり、主力(ダウ構成銘柄)の決算はマチマチであったと事を示す。

しかし内需系企業の多いS&P500辺りは史上最高値を更新する動きになって、米国経済の中でも内需は非常に好調であることを示した。しかしハイテク中心のナスダックは米中問題が重石になった企業もあった。

一方日本市場は、主力株が軒並み取り組み妙味と言うこともあって、FRB利下げ期待が0.250Pに落ちつくに従って円安傾向となり、売られ過ぎたという部分で、買い戻しが優勢の展開に。先週7月18日(木)の得体の知れない大陰線からのリバウンドが継続、揉み合いのレンジまで戻して25日には上抜けを試したが、結局抜けることはできなかった。

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結局一週間を通じて好調な米国経済と様々な懸念との綱引き、はたまたFRB利下げと懸念との綱引き、という格好になった。

7月22日(月)△¥840,000

参議員選挙明け。結果は極めて低い投票率(48.8%)が示す通り、国民の選挙に対する関心は最低レベルになった。これで、有権者の48.8%のうち自民党の得票率は約25%であるから、恐ろしいことに全有権者の僅か12.2%しか獲れなかった自民党が与党安泰と言うことになったわけだ。

そんな白けきった政治を反映するかのように、週初は前場に▲¥50程度で寄り付いて、後は終日ベタ凪相場。決算を前にして動きようがないと言えばそれまでだが・・・。

 

7月23日(火)△¥3,460,000

相場と言うのは時として想像を絶する動きをするね。ちょうどこの前場がそうで、寄り付き直後から一気に上昇!買い方がいかにも大慌てでショートカバーしてると言う感じで一直線だった。

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こういう動きをするときには、何か原因があるものだと思っていたけど、結局大引けになってもそれが良くわからない。結局前場の上昇を守りきって¥200以上の上昇で引けた。

この相場から察するに、今の日本市場は買いが入れば売り物はでない、ということ。それほどに信用の取り組みがタイトになってると言うことかもしれない。

米国の債務上限問題で共和党と民主党が合意と言う報道があったけど、さほど相場に影響したとも思えなかった。

最近にない強さを発揮した相場で、デイトレはみな成功しただろう。

寄り付きで売り玉を手仕舞いして、久々に買い勝負にでた。朝の寄り付き気配からして尋常じゃなかったしね。

久々に買いが成功して望外な利食いになった。こういうこともあるから相場は分からない。

 

7月24日(水)・・・・・

揉み合いを抜けれないと踏んで、前場の高いところを売り建てて勝負することにした。このレンジ抜けになるためには、それ相応の理由なり、材料なりが出ないと無理だろうと思ったわけだ。実際、昨日の勢いで上昇はして見せたものの、勢いは続かないだろうと言う読み。

この時点でも昨日の買い上がりは謎に包まれてた。

引け後に日経が、日産の決算をすっぱ抜き。抜くのは良いけれど、何も1日前に記事にする必要があるか?まったくいつもながらエグイんだよ。

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英国ではとうとうボリス・ジョンソンが首相になった。EU離脱強硬派。英国のトランプなんて言ってるけど、冗談でしょ。トランプよりもはるかにクレージーだよ。

この秋はEU絡みで相場が揺れそう。

結局は取引(決済)ナシで前場のポジションをすべて温存して持ち越した。

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7月25日(木)△¥3,080,000

何やらキナ臭いニュースが伝わってきた。香港に対し、人民解放軍が進駐開始と言うニュース。この時期、香港のデモを軍隊で鎮圧するのか?ということで、第二の天安門?

でも考えてみれば香港なんてのは報道も、通信もネットも解放状態なわけだから、そこで天安門なんかやらかしたらそれこそ共産党はヤバイことになる。それくらいすぐに頭に浮かばなくてどうする!ってことだよね。

前場SBGに担がれて大火傷したけど、売り直して穴埋め成功。それと(取り組みが)やばいアドバンテストを買って大きく利食いできた。

俄然、方向感を見失った後場。相場もベタベタで・・・。結局アドバンテストはS高!!恐れ入谷の鬼子母神!

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7月26日(金)△¥2,140,000

持ち越したSBGを利食いしただけ。方向感がとにかく難しく・・・。

昨夜のダウを受けてGDから若干売られ気味の日本市場。週末で持ち越したくないという投資家がポジション整理をしてるような印象。多分無理しても仕方ない相場。

結局4銘柄ほど売り建てして週末持ち越し。勝ち目は薄いかもしれないけど、この週末は何か起こりそうな予感はするので。

一週間の総括(+¥9,520,000)

日本市場も本格的に決算相場入りとなった。まずは日本電産が1Q2Qは悪くても通期を修正しなかったことが、歯止めになった気がする。半導体は大方予想通りのい内容で、東京エレクトロンも内容は悪いが、想定通りという決算だった。

しかし、ちょっとエレクの決算は見通しが甘い気がするけど。

今週の懸念を整理すると、まずはポンペオ国務長官とペンス副大統領が揃って宗教問題で演説し、イスラムとキリスト教を弾圧する中国を批判した。これで、トランプ大統領の選挙戦略は、この後宗教問題、人権問題がクローズアップされることが見えた気がする。

恐らく、米中貿易戦争は、何らかの妥協点に合意しているのでは?と思わせる。関税をこれ以上弄ってもお互いにメリットがないということか・・・。

来週はいよいよFOMCで利下げウィークとなる。しかし油断してるけど30日(前日)には日銀が何かやってくる可能性も十分にある。その場合は株価は上だから、余計に難しくなるね。

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