令和相場の先行きを暗示？：5月7日（火）後場

2019.05.07
トレード日記

日経平均￥21,923（▲￥335）

米国は10日から中国製品に対する関税引き上げをトランプ大統領だけでなく、ライトハイザー通商代表部代表も表明した。しかし、実際に発動されるかどうかは、なお不透明という何ともあいまいな態度。

中国側が9日、10日に再度交渉するということで、ブラフの可能性も十分に有り得る。なので、今日の下げをどう解釈するかが焦点だね。

1. 後場の相場観
2. 後場の取引
3. 後場の反省と今夜の米国市場予想

後場の相場観

センチメントの悪化した日本市場は、前場の戻りを維持できずに後場売られる展開。好決算で大幅高になったソニーもジワジワ売られるという何とも頼りない相場になった。

思えば多くの投資家は、10連休前にポジションに関して相当に迷ったろう。考えた末に持ち越したと言うことで、休み明けにこうなると、そのマインドが耐えきれなくなって売りが嵩んだという相場に見えた。

もちろん、こうなってくると9日の米中協議にすべてがかかってくる。中国が合意案を書き直してきたら、米側は妥結に向かうだろうし、関税引き上げも取り下げる。けれど、その場合はトランプ大統領の脅しに屈したという印象が強く残る。

中国が、それを良しとするか興味深い。中国人というのは面子を非常に重んじると聞いている。しかし今回のやり方は中国の面子は立たない強引な遣り口だからね。その辺はどうなるか全く読めんし、また下手に読まないほうがいいのかもしれない。

後場の取引

6762 TDK　￥9,500（▲￥190）

空売）￥9,630×2000

買戻）￥9,490×2000（+￥280,000）

前場に引き続き、戻り気味のTDKを後場寄りで入った。前場の展開としては大きく売られた後、まだ関税はどうなるかわからないという雰囲気もあって戻したわけだが、やはり需給からするとこの地合いを逃げたい投資家が圧倒的だろうと思ったのが理由。たいして値幅は出なかったけれど、村田の影響は電子部品セクターにはあったろう。

6954 ファナック　￥20,105（▲￥670）

空売）￥20,280×2000

買戻）￥20,100×1000（+￥180,000）

買戻）￥20,095×500（+￥92,500）

買戻）￥20,090×500（+￥95,000）

額面通り決算を受け取れば、売り。けれども悪材料出尽くしで買われた経緯があって、だからこそ今日の空売りは鉄板だったわけだよな。仮に、このまま米中対立が深刻化すれば、あの今期予測では済まなくなるかもしれない。だから、調子こいて悪材料出尽くしで買ってる場合じゃないと思うんだが・・・。

世界経済の行方はかなり混沌としてきてる。

7974 任天堂　￥37,220（▲￥780）

空売）￥37,430×1500

買戻）￥37,000×1500（+￥645,000）

さて任天堂は、チャートで売り。陰線をかぶせてきたんでここは売りOKということだろう。ちなみに、このブログの記事で、任天堂のチャートを使って解説してるので良かったら。